1984(昭和59)年にアフリカで発生した大干ばつは、甚大な被害をもたらし、エチオピアだけでも100万人以上の人々がいのちを落としたといわれています。
この危機的状況に、ユニセフのジェームス・グラント事務局長(当時)は、全世界に毛布200万枚の緊急支援を呼びかけ、日本政府は100万枚の支援を表明。官民合同の活動として、故森繁久彌氏を会長とした「アフリカへ毛布を送る会」が発足し、日本で集められた171万枚以上の毛布がアフリカの国々へ届けられました。
この「アフリカへ毛布を送る会」は翌年、目標を達成したことで解散しましたが、依然として毛布を望む声が多いことから、複数団体の合同事業として「アフリカへ毛布をおくる運動」が設立され、現在に至っています。