私は7年間、マラウイ赤十字社のボランティアをしています。毛布の配付にあたって、誰に渡すべきかという、受益者の選定を担当しました。受益者としては、まず孤児、そして障がい者や高齢者など、自活できない人を選んでいます。
私には4人の子どもがいます。夫は亡くなったので、私が子ども達を育てています。小学校で先生をしています。今日は校長先生に赤十字のボランティアをするので休ませてもらいたいとお願いをしたら、快く送り出してくれました。赤十字の支援として、学校も文具などの支援を受けているので、理解があるのです。子どもは11歳から18歳と大きいので、家を空けることに心配はありません。
これから一番寒い時期が始まります。何も持っていない人たちにとって毛布をもらうことはとても大きな事で、彼らの人生を変えるような出来事です。私の村にも困った人、何も持っていない人はたくさんいるので、彼らに手を差し伸べたい、彼らの手助けをしたいという思いでボランティアとなりました。
皆さんの運動にはとても感謝をしています。孤児など、社会的に弱い立場にいる人々がマラウイにはたくさんいます。皆さんはそういう人々への支援を続けてきてくださいました。これからも続けていただけるように祈っています。毛布をもらうことで、人生に幸せを感じられるようになった人が大勢います。皆さんが日本に帰ったら、ぜひ私たちが感謝をしていたと、伝えてもらいたいです。
日本から届く毛布にはメッセージがついています。あのメッセージからは、皆さんの愛を示そうという気持ちが伝わってきます。私たちボランティアは、皆さんの愛を、毛布を受け取る人々に伝えていかなければいけないと思っています。「あなたは日本の人たちから愛されているんだよ。」ということが伝われば、受益者は他の人を愛することができます。そのことをしっかりと伝えていきます。