AMDA社会開発機構

特定非営利活動法人 AMDA社会開発機構は、平和を妨げる貧困の軽減と健康の増進について地域の人びとと共に考え、取り組み、解決していくNGOで、AMDAグループの構成団体の一つです。 現在、アジア・アフリカ・中南米の6か国の農村や都市スラムで貧困削減や地域保健向上のための活動を実施しています。

毛布が日々の生活を支える力に

AMDA社会開発機構 海外事業部長
田中 一弘

AMDA(及び別法人設立後のAMDA社会開発機構)は、1994年からアフリカへ毛布をおくる運動に参加しています。特に「アフリカの角」に位置するジブチ共和国において、ソマリアの紛争から逃れた、またエチオピアの政治抑圧から逃れた難民、さらにジブチの貧困層を対象に14万枚以上の毛布を配布し、私自身、現地で毛布配布の活動に従事しました。

毛布は様々な形で現地の人たちを支えます。難民キャンプは、砂漠のような場所にあるため、真夏の昼間は50度を超え、外を出歩けないほど暑くなる一方、夜間は一気に冷え込みます。多くの世帯が木材や木の枝、ビニールシートなどで作られたテントの中で暮らしています。毛布は、地面に敷いたり、寝具として利用されたりするほか、雨風や夜間の寒さをしのぐため、テントの壁面として使用されることもあります。毛布は厳しい環境で暮らす人たちの日々の生活を支える力になります。

ジブチにおける活動は2012年に終了しましたが、それ以降も、構成団体の一員として運動に参加しています。2018年には、マラウイにおける毛布配布活動の評価に参加する機会があり、現地の配布協力団体によって、孤児、寡婦、慢性疾患患者、高齢者、障がい者など支援を必要とする人たちへ確実に配布され、大切に使われていることを確認することがきました。現地の人たちは、毛布と毛布をおくってくださった人たちの想いに、身も心も温められていると語ってくれました。

これからも、この運動がアフリカにおける人々の生活を支え、同時に、日本とアフリカとの相互理解を深め、共に生きていくためのきっかけになることを切に願っています。